私たちは、生活に困窮している人びと、就労継続に困難を抱えている人びと、そして日々の暮らしに何らかの支えが必要となる人びとに対して、支援活動を行っています。安定した地域生活を営むことができ、安心して生きることができるように、寄りそい、つなげていく生活支援、生活訓練、社会参加訓練、就労支援、地域生活支援などに取り組んでいます。
日常生活支援住居施設(生活保護法)の認定を受けた無料・低額宿泊所(社会福祉法)の運営を中心とした地域生活支援に取り組んでいます。
「地域生活支援」とは、自立支援の観点から、施設からひとり暮らし後までの統合的な支援をおこなうことと当会では定めています。現在、葛飾区及び墨田区において取り組んでいます。
ひとりで生活できるようになることを目標として一人ひとりにあった支援計画をたて、生活支援・生活訓練を行い、社会参加訓練や就労支援などへの参加を通して人や社会とのつながりを取り戻してもらい、ひとり暮らし「後」の生活までに関わり続ける支援づくりに取り組んでいます。
施設利用者、ひとり暮らしをはじめた元施設利用者、近隣の社会福祉サービス利用者に対して、「仕事出し」を行っています。仕事を介した社会参加をとおして、社会とのつながりを取り戻し、自己肯定感や有用感を感じてもらうことが目的です。
取り組みにあたっては、参加する人の特徴・特性をふまえて仕事を調整します。「人を仕事にあわせる」まえに「仕事を人にあわせる」ことで、無理なく働き続けられる環境づくりに取り組んでいます。
令和5年からは、経験のある元職人さんを中心とした簡易修善活動に取り組んでいます。
わたしたちは、いま困っている一人ひとりが抱える課題について見極め、解決方法を提案し、適切な社会資源へとつなげられるようになることを目的として、最新の知見や支援技法について調査研究をおこなっています。低所得高齢者の抱える諸課題、社会からの孤立化、ひきこもり状態、ギャンブル、アルコール、ゲーム等の嗜癖依存など、旧来の社会福祉制度からこぼれてしまう諸課題に対する理解のしかたと支援方法などについて調査研究を継続し、新しい社会福祉の支援方法について試行錯誤しています。
令和6年度からは、現状についての情報を中心にブログ等で発信していきます。
わたしたちの現場や知見に興味のある方々を対象として、人材育成に取り組んでいます。
令和5年度からは、社会福祉士養成専門学校や社会福祉学部等からの実習生受け入れを行っています。
インターン募集も継続しています。
日本での活動実績をもとに、諸外国の課題にも挑戦していきます。アジア(タイ)・アフリカ(ルワンダ共和国)などでの事業展開可能性を現在調査中です。
令和6年度からは、ベネズエラ・シモンボリバル共和国(以下、「ベネズエラ」と表記します)に対する国際協力の一環として、社会福祉の視点から、日本で暮らすベネズエラ人に対する生活相談・生活支援に取り組みます。
当会の代表理事榎本光博は、青年海外協力隊員としてベネズエラ(トルヒージョ州ボコノ市)に派遣されたことがあり、現理事たちとはベネズエラで知己をえるというご縁をとりもってもらいました。まだ何者でもない若者を暖かく迎え入れ、喜びも苦しみも分かち合ったベネズエラでのほろ苦い経験があるからこそ、当会あさひがあるといっても過言ではありません。体制としてはまだまだ不十分ですが、まずはじめてみます。
また同時に、ベネゼエラに派遣された元青年海外協力隊員を中心とした支援協力のネットワーク化にも着手します。
現在、以下の個人・団体と協力して、支援ネットワークづくりに取り組んでいます。
・ganas編集長 長光大慈さん
https://www.ganas.or.jp/author/daiji-nagamitsu/